到着

<日本出発>
 ほかのメンバーは新潟駅から、私は燕三条駅から新幹線に乗りました。新幹線の中でお昼を過ごすので、軽食を買っておきましょう。東京駅で降りたらモノレールで羽田空港まで直接向かいます。野中先生は目立つ赤色のジャケットを常に着てはいましたが、歩くのが速いです。少しでも離されると走らないと追いつけません。

 空港に着いたらスーツケースを受け取り搭乗の手続きなどをします。手荷物に目薬など液体を残す場合はジップロックに入れないと没収されます。また、携帯用ハサミなどの刃物も小さくてもアウトなので気をつけてください。私はペンケースに入っていたキャップ付きハサミで引っ掛かりました。

 羽田からシアトルまでは10時間弱かかりました。機内では2、3回の機内食が提供され、座席でイヤホンをつけて映画や音楽を楽しむことができます。しかしここで寝ないと時差ボケの原因になるので、睡眠時間も確保しましょう。飛行機経験のない人は念のため酔い止めを忍ばせておくといいです。


<シアトル到着>
 飛行機がシアトルに着陸した瞬間から、日本語を話すことが禁止になります。

 税関での入国審査のやり取りは教科書である程度頭に入れておいた方が困らないでしょう。ただし、入国の目的を聞かれて正直に ”For study.” と答えると「どこの学校に行くの?」と聞かれて面倒なことになるので無難に ”For sightseeing.” と答えた方がいいかもしれません。困ったら野中先生から配られる英語表記の旅程表を見せましょう。私はそれで乗り切りました。あとは荷物に肉など食べ物類や動物が入っていないか聞かれます。やましいものが入っていいなければ何の問題もありません。

 空港の出口でティーチャーガイドの Alissa と初対面しました。挨拶はハグをしながら言いました。歓迎してくれた後、私たち全員に手作りのブレスレットをプレゼントしてくれました。

シアトル・タコマ空港に到着!




<観光>
 空港から出て、こころのホストファーザーの Kim が車を出してくれました。車酔いの酷いのために一度ドラッグストアのような店に立ち寄りました。日本のドラッグストアと似ていると思ったらバレンタインのメッセージカードが所狭しと陳列されており、その種類の多さに驚きました。

 そのあとは Boehms というチョコレートファクトリーに行き、さらに近くの Snopualmie という滝を見に行きました。大きくて迫力ある滝でしたが、風が強いうえに気温も低かったので一、番最初に出てきた感想は「寒い」でした。しゃべると声が震えるくらいに寒かったです。

 そのあとは大きなアウトレットモールでみんなで買い物をして、スタディセンターの教会に行きました。各々のホストファミリーが続々とみんなを迎えにくる中、私のホストファミリーは30分くらい遅れてきました。迎えに来てくれた Cindy と Jan はウェルカムボードを持って歓迎してくれました。家に着いた後、部屋に案内してくれ、さらに前日がバレンタインデーだったこともあり、チョコレートもくれました。二人が飼っている黒い犬の Spunky ともすぐに仲良くなれました。

 夕食を食べたあとに日本から持ってきたお土産を一つひとつ紹介しながら渡しました。

Cindy 手描きのウェルカムボード





 
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