私は高校３年生の夏に青陵短大のオープンキャンパスで留学があることを知り、その時にとても興味を持ちました。実際に留学に行かれた先輩の話を聞いたり、関先生のスライドショーを見て海外に行っている人達がとても楽しそうで、私もアメリカに行って英語はもちろん、アメリカでしか学ぶことができないことを勉強したいという気持ちになりました。元から海外に行きたいという気持ちがあったことも、私が留学を決めた一つの理由ですが、私がアメリカで勉強することによって自分自身を人間的にも大きく成長させたいという思いが一番強かったです。英語は私の中で１番得意な教科でしたが、短大で勉強する中でまだまだ知らない単語がたくさんあったり、文法もあやふやな中で、本当にアメリカでやって行けるのかとても不安になりました。特に留学選抜で受けたTOEICの点数がとても低く、自分の実力を思い知らされました。その中でも、英会話の授業がとても楽しく、片言ではあっても話して通じた時の喜びは、アメリカに行って外国人と話せたらどれだけ楽しいんだろうと思うことができ、それが英語を勉強する糧にしていました。準備をしていくうちにいよいよアメリカ留学が始まるんだというワクワクする思いが強くなっていましたが、やはり出発する日や両親と別れる時は少し寂しかったです。

アメリカに到着すると、まず言葉の壁が大きく立ちはだかりました。ネイティブのアメリカ人の言葉はほとんど聞き取ることができなく、また私の片言の英語は自分の気持ちでさえも伝えることが難しく、コミュニケーションをとることに本当に苦労しました。最初の頃は失敗を恐れて中々自分から話しかけることができず、話し掛けられても会話がうまく広がらず、消極的になりがちでした。ですが、これではアメリカに留学に来た意味がないと、気持ちを切り替え、失敗してもいいんだというポジティブな気持ちで取り組むことに決めました。自分から行動を起こさなくては何も変えることができないし、何も始まらないと強く思ったのです。それからは、自分から話しかけて友達を作る努力をしたり、話が広がるように話題をふったりいろいろなことを付け加えて話すようにしました。すると、外国人はとてもノリが良いので、私が聞いたこと以上にいろいろなことを話してくれたり、ジョークを交えながら楽しく話すことができたので、すぐに友達になることができました。それでも伝わらない時は大きくジェスチャーを交えたり、ピンポイントでそのことを示すことは難しいので、アバウトに遠回しに言っても伝わることが多く、そのように話すことで通じてもらえることが多くありました。

その他にも、英語は使う分だけ上達が早くなるので、私はネイティブのアメリカ人と話せるイベントを探して参加したり、毎週教会に通い英語を話す機会をたくさん作りました。その中で、話が通じたり一緒に笑いあえたことは本当に嬉しく、てもっと上手く話せるようになりたいと強く思うことができました。また、私はホームレスの方に食事を提供するボランティアにも参加しました。誰かのためになりたいと思い申し込んだイベントですが、この経験もとてもよいものになりました。アメリカにはたくさんのホームレスの方がいて、段ボールや紙の切れ端に「ご飯をください」や「お金をください」と書かれた紙を持って待っています。最初見たときは衝撃的でしたが、彼らを見た時に、私はいつかボランティアとしてたちと関わりたいと思っていました。そんな中ネットでボランティア募集の広告を見て、これなら私もできると思い、思い切って１人で参加しました。最初は開催される場所もあやふやで、１人で心細く不安でしたが、自分から積極的に話し掛け、何かすることがあるかや、一緒にボランティアをした人と自分達のことなど、いろいろなことを話し、このような場でコミュニケーションの取り方を学びました。私はこのボランティアに２回参加し、毎回たくさんのご飯を作ったり買って持ってきてくれる方がたくさんいて、とても感激しました。アメリカの人は優しくて、人のために動いてくれる人がとても多いです。バスで２時間かかるところ、わざわざ車で家まで送ってくれたり、気にかけてくれる人がとてもたくさんいて、アメリカは私にとって日本よりもとても住みやすい国だと感じました。

そして、アメリカは日本より個性をとても大切にしていたり、やっぱり自由の国であると感じることが多かったです。日本ではみんな同じというのが普通で、違う人がいるとその人が冷たい目で見られることが多いですが、アメリカはみんながそれぞれ違う色を持っていて、それを大切にしていることはとてもいいことだと思いました。例えば自分の考えをはっきりと述べ、周りと違えばその分だけより良いという文化や、ジェンダーについてなど、アメリカにいる中で自分という個性を持つことの大切を強く感じました。

アメリカで英語を勉強しながらたくさんの外国人に会うことができ、英語力はもちろんコミュニケーションの取り方やアメリカの素晴らしい文化を学んだことによって、私の価値観、そして世界が大きく変わりました。皆さんもアメリカ留学に行けば必ず成長できるはずです。今しかできないこの素晴らしい体験をぜひ経験して欲しいです。きっと世界が変わり、新しいもの、考えが見つかります。私は本当にこのプログラムに参加してよかったと心から思っています。この体験、気持ちを是非皆さんにも感じて欲しいです。

最後に、このような素晴らしい経験をさせてくださった、両親、先生、友達には感謝の気持ちで一杯です。この恩返しをこれからしていくことが、私たちの使命だと思っています。この経験を糧にこれからも精進していきます。

私の誕生日パーティー

Chinese New Year Party

毎週通った教会

私の家族

クリスマス・プレゼントを入れる靴下

カリフォルニア・ディズニー

シアトルで行われた餅つき

シアトルトリップ

最後の日にもらった写真とお菓子