平日

 毎朝5時に起きて、Kathleen と Bill と3人で朝食をとっていました。朝食はオムレツやヨーグルトで、とてもおいしかったです。ヨーグルトは毎朝違う味のもので、日曜日に Kathleen と選ぶのも楽しみのひとつでした。朝食後は、Kathleen が早くから仕事に行かなければならないので、ティーチャーガイドの Denise の家に送ってもらい、学校の始まる時間まで英会話の本を読んだり、話したりして過ごしていました。
 毎日の授業では教会の一室を借りて、スタディセンターとして通っていました。午前中は Denise から日本と対比しながらアメリカの伝統行事や文化を学び、午後は現地の消防署や警察署訪問、ショッピングなど外に出て活動することが多かったです。
 帰宅後は、寝るまでの時間をほとんどリビングでホストファミリーと一緒に過ごしました。Kathleen と Bill の
英会話レッスンのおかげで、だんだんと会話ができるようになったのだと思います!

スタディーセンターでの勉強風景

   


 

2月17日(金)

 Denise の初授業でした。Denise の話すことは理解できても、発言はなかなかできなかったので、悔しかったです。簡単な会話表現を教えてもらい、みんなですぐに練習したりもしました。昼食後は、教会周辺の散策をしました。いたるところにスターバックスコーヒーやマクドナルドがあるのはもちろん、日本料理店もあったので驚きました。
 夜はウェルカムパーティーに行き、みんなのホストファミリーが作って持ち寄った料理を食べました。とってもおいしかったです。ゲームをしたり、話したりして過ごしました。
 この日はアメリカに来て唯一不安になってしまい、
泣きそうになったのですが、 Kathleen が歴代の先輩の話を教えてくれたり、英語上達のためには話し続けるしかないと励ましてくれたので、前向きに気持ちを切り替えることができました。今思うとこれがホームシックだったのかなと思います。

The Webb Family 手作りランチ

2月20日(月)

 週末の出来事についてみんなで発表した後、質問事項のチェックと練習をして、消防署を訪問しました。みんなで質問したり、署内の見学をさせてもらいました。日本と違い、アメリカの消防士のほとんどはボランティアで、大工や看護士と兼務しているということにとても驚きました。防護服を着せてもらい消火ホースも体験しました。着ている際に「日本では消防士は人気?」と聞かれ、準備していったことを話すことができたので、うれしかったです。

防護服重い! 消防士の方々と

2月21日(火)

 この日も授業のはじめの方は週末の出来事について話した後、午前中はコインの使い方を習ったりアメリカのゲームをしました。午後からは、ショッピングモールへ行きました。昼食にはシアトルの有名料理のひとつであるクラムチャウダーを食べました。アメリカの料理はこってりしていて味が濃いと聞いたので心配していましたが、おいしいくて財布に優しい料理ばかりで安心しました。またフードコートには韓国料理やインド料理、メキシコ料理など様々な国のお店がありました。店員さんが話す、カタコトの日本語が面白かったです。昼食後は友達へのお土産を買いました。アメリカのお菓子は少し甘いですが、おいしくて安いうえに量も多いのでお土産にオススメです。

      

フードコートにて

2月22日(水)

 この日は朝早くから準備をし、レベンワースというドイツ村へ観光にいきました。Kathleen と友人の Madel さんも一緒に行くということで、スタディセンターへ向かう車内では、たくさん日本や自分のことを話しました。お菓子やお味噌汁をたくさん持っていったので、ラッピングしてポストカードと一緒にプレゼントとして渡しました。 レベンワースには雑貨屋やクリスマスショップ、フィギュアショップなどユニークなお店がたくさんあり、見ているだけで楽しかったです。お土産にはティンカーベルのフィギュアを Kathleen に、イニシャルの入ったペンを Bill に買いました。ペンにはその人の性格の特徴のようなものが書いてあり、見つけた時にぴったりだと思ったので、渡す時にそれをに話すと、早速次の日から胸ポケットに入れて使ってくれました。フィギュアもリビングに飾ってくれたのでうれしかったです。

まだまだ雪景色! お菓子のデコレーションを発見

2月23日(木)

 フェデラルウェイの市役所を訪問しました。説明してくれた方の話すスピードが本当に速く、内容を半分くらい理解できるかどうかという感じでした。とにかく必死に聞き取り、相槌をうちました。フェデラルウェイの日本語での観光プレゼンも見ました。警察官の方の話を聞くこともでき、警察犬とは力比べもさせてもらいました。警察犬との絆の築き方は日本もアメリカも変わらないのだと感じました。
帰宅後、市役所について話すと Kathleen がさらに詳しく教えてくれ、ピュージェット・サウンドという湾の話も教えてくれました。 夕食は Webb 家ではおなじみらしい、
大きなステーキを食べました。レアだったのですが、柔らかくてとてもおいしかったです。

市役所にて 特大サイズのステーキ!

2月24日(金)

 午前中はアメリカの大学であるグリーンリバーコミュニティーカレッジを訪問しました。留学生を数多く受け入れている大学で、青陵短大から留学中の友達にも会うことができました。 日本からの留学生の方がキャンパス内を案内してくれたのですが、流暢に英語を話していてとてもかっこよかったです。昼食は学食を体験しました。どれもおいしかったのですが、ボリュームがありすぎて少し胃が痛くなりました。
 午後からは、高齢者施設を訪問しました。ホテルのように豪華なつくりでした。入居しているお年寄りの方は毎日お化粧してもらえ、軽食にはワインが出てきたりと驚きの連続でした。私たちは日本の童謡をほんの少ししか歌えなかったのですが、喜んでもらえたので安心しました。
  帰宅後は、 Kathleen と Bill の友人家族を招いて、ホームパーティーをしました。「 Kathleen と行動が似ている」と笑われてしまったのですが、嬉しかったです。一歳年下のRebecca とも仲良くなり、好きなアーティストの動画を見たり、 Rebecca の描いたイラストを見せてもらったりしました。 Kathleen が漫画家ということもあり、イラストを見せてアドバイスをもらってもいました。また、彼女はとても賢く、日常の会話表現もたくさん教えてくれました。Rebecca のお父さんが日本に興味津々で、たくさん質問されたので、
日本で何度も練習して覚えてきた答えが役立ちました

Rebecca の家族と

2月27日(月)

 この日は小学校を訪問しました。日本の数字の数え方をプレゼンテーションしたり、授業を見学したりしました。子どもたちはとってもパワフルで、かわいかったです。学習意欲も旺盛で、積極的に質問しているのに驚きました。休み時間にはボールゲームや鬼ごっこをしましたが、普段運動しないので、すぐに疲れてクタクタになってしまいました。昼食も子どもたちと教室で一緒に食べました。アメリカの子供たちのお弁当は、サンドウィッチやジュース、お菓子、果物などがランチボックスに入っていました。担任の先生は、好きなものしか入っていないので、栄養面の偏りと好き嫌いがある子供が多いことが心配だと言っていました。
 家に帰る途中に、Kathleen がマウントレーニアの絶景ポイントに連れて行ってくれました。晴れていたので、とてもきれいに見えました。
 夕食後は Kathleen と一緒にパンプキンパイ作りました。 Webb 家では普段からよくお菓子をつくるので、レシピ本もたくさんありました。 Kathleen のお母さんから受け継いだ本を見せてもらいながら、亡くなったお母さんとの思い出話を聞きました。母親から手書きのレシピや本を受け継ぐことができるなんて素敵なことだなと思いました。それから、翌日の授業でハロウィンの衣装が必要だったので一緒に衣装選びをしました。その時にウエディングドレスも見せてもらい、その日の夜は2人の結婚式の話や出会いの話を聞かせてもらいました。今でもラブラブな Kathleen と Bill は本当に素敵だなと思いました。

緊張したプレゼン 小学校にてかわいい子供たちと
絶品パンプキンパイ! Kathleen のウエディングドレス

2月28日(火)

 午前中はアメリカの祝祭日について学びました。ハロウィンは日本でもよく聞きますが、みんなで衣装を着たりお菓子をもらいに行ったりと、実際に体験するのは初めてだったので、とても楽しかったです。私はヒッピーが流行った頃の恰好をしました。選んでいたときは派手だと思いましたが、みんなの衣装の方が何倍も派手で安心しました。
 午後はみんなの家から持ち寄ったお肉やパスタ、アップルパイなどのとても豪華な料理でパーティーをしました。Kathleen のつくったパンプキンパイも絶品でした。ゲームや記念撮影をして最後にはアメリカのバースデーケーキを食べました。
 帰宅後、衣装を返すとき、 Kathleen が貸してくれていた The Beatles のネックレスをプレゼントしてくれました。彼女がコンサートに行く時に必ずつけていたものらしく、大切にするよう約束しました。その時にもらった言葉はネックレス以上に私の宝物です。夜にはアメリカの古いミュージカル映画を見ました。見ながら少しずつ画面を止めて、
言葉の意味やその時代の流行も教えてもらいました

スパイダーマンと お菓子ゲット

2月29日(水)

 この日は1日シアトル観光でした。まず初めに、 Denise の母校でもあるワシントン大学を見学しました。キャンパス内の図書館では世界一大きな本も見ることができ、シアトルではパイクプレースマーケットやスターバックスコーヒーの1号店へ行きました。パイクプレースマーケットではチームのみんなでお揃いのシャツも買いました。その後マリナーズの本拠地であるセーフコフィールドでイチローのプレミアムユニフォームを見たり、お土産を買った後、ウワジマヤへ向かいました。ウワジマヤは日本をはじめとするアジアの食品が数多く揃うスーパーでした。ホストファミリーに日本食をつくるための食材が揃います。私もここでカレ―ルーを買いました。

ワシントン大学の図書館にて マリナーズショップにて

3月1日(木)

 この日から、ホストファミリーにプレゼントするジャーナルとフォトフレームを作り始めました。作っていると、帰国が近づいていることを実感し、とても悲しくなりました。フォトフレームは思っていたより時間がかかり、家でも作業しました。ジャーナルには、自分のプロフィールやこの研修で学んだこと、ホストファミリーへのメッセージを書きました。日本から持っていったポストカードや和柄のシールも役に立ちました。
 帰宅後は夕食にカレーを作りました。牛肉を切るのに手間取ったので、少し時間がかかってしまい申し訳なかったです。Kathleen にご飯をよそってもらい、なんとか完成しました。「好きな味!おいしい!」と言ってもらえたときは、本当に安心しました。Bill は次の日の昼食にも持って行ってくれました。

フォトフレーム完成 カレーライス大成功! 

3月2日(金)

 午前中はジャーナルとフォトフレーム作りの続きをし、午後からは日本とアメリカの料理をつくり、食べ比べをしました。ピザとお好み焼きを同時進行で作るのは本当に大変でした。その後、Kathleen の会社を見学させてもらう予定だったので、早めに迎えに来てくれた Kathleen にも食べてもらうことができました。お好み焼きは前から好きだったらしく、とても喜んでくれました。
 それから World Vision を訪問し、まず初めに Kathleen の上司の Madel と同僚の方々に挨拶をしました。会社の歴史や社長について学びました。また将来についてのアドバイスもたくさんもらいました。中でも、彼女の同僚の方の「自分のやりたいことなら何年かかっても挑戦すべき」という言葉は胸に響きました。

お好み焼き完成 このボリュームで1人前
モトヤって誰? Kathleen のデスクにて

3月5日(月)

 この日の夜はさよならパーティーなので、お昼まではジャーナルを完成させそれから最後のショッピングに行きました。私はこのときもうお金をほぼ使い切っていたので、スタディセンターの近くにある See's candies で最後のお土産を買いました。お金の使い方をもっとよく考えた方がよかったなと少し後悔しました。その後プレゼンテーションの練習をしてから、浴衣に着替えホストファミリーを待ちました。浴衣は日本で事前に練習しておいた方がいいと思います。さよならパーティーは Kathleen が体調を崩し来られなかったので悲しかったのですが、Bill が私たちのカツラ姿で大笑いしてくれたのでよかったです。プレゼンテーションも大成功でした。相撲のカツラはプレゼントしました。

アメリカのお父さんと お世話になった Denise とみんなで

   

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