平日

２月12日（月）

　アメリカに着いてから初めてのクラスでした。たった２日皆と離れていただけでもとても心細かったので、皆に会えてとても安心しました。

　この日のクラスでは NO と言うことの大切さを Laura に教わりました。ただ言うだけではなく感情も込めないと伝わらないため、とても真剣に取り組みました。

　夜にはウェルカムパーティーがありました。皆のホストファミリーも来ていて、ゲームなどを通して初めてお話することができました。各家庭で持ち寄った数々の料理も絶品で、とても楽しい時間を過ごせました。

２月13日（火）

　Laura にお金の数え方を教わり、早速皆でタコマモールにお買い物に行きました。春花と里華、そして私の３人で歩いているとケニア人男性が話しかけてきてくれました。私たちの拙い英語も丁寧に聞いてくれて会話が成り立っていて、とにかく感動したのを覚えています。後で２人とさすが「さすがアメリカだね」と話しました。

　夜は初めてちゃんと Karen と George と夕食を食べました。何だかんだでバタバタいたので、家でゆっくりと食べた料理は本当に美味しかったです。その後平昌オリンピックの時期だったので、皆でまったりとTVを観ていました。観ている中でいろいろと会話できたことが、私は本当に楽しかったです。

２月14日（水）

　バレンタインデーということで、朝から Emily と Kyle から Fun Dip というお菓子をもらいました。スタディセンターに着くとざっきーからも Fun Dip を頂き、Fun Dip 人気にビックリしました。

　午前は消防署を訪れました。様々な質問、そして体験ができて良かったし、何よりも消防署の皆さんが本当にカッコよくて優しくて素敵でした。日本の消防署とも比較ができ、とても貴重な体験だったと思います。

　スタディセンターに帰ってきてから、Laura に“I can do it.”の大切さを教わりました。Laura の話はとても深くて感動的で、思わず皆で泣いてしまいました。ですが同時に勇気ももらえて、ホームステイ期間だけでなく、この先もずっと忘れずにいようと思いました。

２月15日（木）

　皆でドイツ村へ一日観光に行きました。移動距離はとても長かったのですが、運転手の Kim さんに頑張ってもらいました。着いてからいろいろなお店を野中先生や Laura に紹介してもらったり、ランチを皆でシェアして食べたりしました。その後は皆と自由に観光していました。アイスクリームを食べたり、チョコレートの試食を頂いたりと、おいしいものをたくさん食べることができて、幸せな時間でした。

　観光から帰ったら Karen と George と一緒にホームレスの方々にサンドウィッチを配るボランティアをする予定でしたが、帰りの時間が思ったよりも遅くなってしまい、結局一緒にやることはできませんでした。少し残念でしたが、また機会があったらお手伝いしたいなと思っています。

２月16日（金）

　午前は警察署に行きました。私たちに説明をしてくれたお姉さんが綺麗な方だったのですが、驚いたことに私たちよりも年が一つ下で、とても大人びていたので本当に驚きました。またそんなに若いのに警察官に対する思いをしっかり持っている姿にも感動しました。その後警察署内を見学し、普段は見ることのない拘置ゾーンも見ることができて新鮮でした。

　その後裁判所に移動し、Laura の知り合いの裁判官の方にもお会いし、たくさんお話を聞きました。実際に裁判官の席に座らせてもらえたりして、貴重な体験ができました。

　クラスが終わった後、Karen が私と Emily、Kyle をショッピングに連れていってくれました。途中でフローズンヨーグルトを食べたのですが、トッピングは自分好みにできたため、皆それぞれ個性の際立つフローズンヨーグルトを食べました。日本ではこういったお店をなかなか見かけないので、行けて良かったです。

２月19日（月）

　一日かけてアメリカの文化を体験しました。イースターにちなんでお菓子探しをしたり、ハロウィンにちなんで仮装をしたりしました。皆とてもよく似合っていましたが、私は特に似合っていると評判になり、この日以降度々シスターと呼ばれるようになりました。その後はイースターにちなみイースターエッグを作りました。皆のホストファミリーが持ち寄ったアメリカの料理の数々をお昼に食べました。念願のターキーを食べることができて嬉しかったです。

　クラスが終わった後、 Karen が Kyle と私を George の職場に連れて行ってくれました。George はTV関係のお仕事をしているため、スタジオなども見せてもらいました。日本のテレビ局すらまともに見たことはありませんが、海外のテレビ局を見学できる機会は本当に稀だと思うので、嬉しかったです。

２月20日（火）

　午前は Green River College に行きました。日本に留学していたという女の子にいろいろと案内してもらいました。また昨年青陵短大で行わた GRC の説明会に来てくれた Stephanie さんにお会いしました。Stephanie さんの説明を聞いているうちに、留学もしてみたいなあと感じました。

　午後からはシニアホームに行きました。日本とは違い、とても高級感あふれるホテルのような外装、内装で驚きました。利用者の方々の前で「カエルの歌」や「ふるさと」を歌いました。練習した甲斐があり、上手にできて良かったです。また利用者の方々とお話しした際、あるおばあちゃんが「あなたの英語はGoodね」と褒めてくれたのが心から嬉しかったです。これからも英語を頑張り続けようと思いました。

　クラスが終わってから、麻衣と彼女のホストマザーと一緒にショッピングに行きました。Almond　Roca という、アメリカで人気のチョコレート屋さんで、私は以前 Karen に連れてきてもらったことがあり、店員さんがとても優しいお店なので、また来ることができて良かったです。

２月21日（水）

　小学校へ行き、子供たちに１から10までの数字の数え方を教えました。皆元気がよく、積極的に参加してくれてとても嬉しかったです。その後で子供たち一人ひとりの名前をカタカナで書いてあげたり、歌を歌ったりしました。あるクラスに名前のプレゼントをしに行った際、子供たちが日本語で“Head, Shoulders, Knees, and Toes”の歌を歌うサプライズをしてくれました。これには本当に感動したのを覚えています。

　家に帰ってから夕食を食べ、まったりしていると Karen が自分で書いた絵本を私にプレゼントしてくれました。嬉しくて思わずサインをしてもらい、写真も一緒に撮りました。なかなか絵本をもらった人はいないと思うので、大切な思い出の品になりました。

２月22日（木）

　当初はシアトル観光の予定でしたが、この日は少し雪が降ったため、クラスはありませんでした。Emily や Kyle も学校がお休みだったため、一緒に遊びに行きました。まずはボウリングに行きました。私は野中ゼミのプレイデー以来のボウリングでしたが、予想以上に高いスコアをとることができて嬉しかったです。その後はランチを食べに行きました。そのお店はピーナッツがウリで、ピーナッツは食べ放題です。しかも殻は床に落とし放題なので、店内の床はピーナッツの殻だらけで面白い光景でした。

　ランチを終えた後は Macy というショッピングモールに行き、 Emily と Kyle とゲームセンターでたくさん遊びました。日本のゲームセンターとは違い、UFOキャッチャーよりも他の種類のゲームの方がたくさんありました。「ミリオネア」という、昔日本で人気だったTV番組の元となった番組がアメリカにあり、そのゲームを皆で盛り上がりながらできたことが嬉しかったです。３人のおかげで楽しい一日になりました。

２月23日（金）

　この日からジャーナルづくりが始まりました。最初はあまりイメージが湧きませんでしたが、材料を選んでいく中で構想を作り上げることができました。

　片づけを済ませた後、皆とボウリングに行きました。ボウリング場で皆とランチを食べました。私はハンバーガーを食べましたが、絶品でした。ランチを終え、いよいよボウリングです。私は楽しくプレイしようと気軽に考えていましたが、Laura が本気で私たちにボウリングを教えてきたので、その熱量に少し面白さを感じました。

　帰ってから少し早めの夕食をとり、Karen と George のボランティアについていきました。今回はミュージカルのボランティアで、会場に着くと麻衣もいました。私と麻衣と、彼女のホストファーザーといっしょにミュージカルを観ました。私たちはすごく感動し、ミュージカルが終わった後にミュージカル女優さんと写真を撮ってもらいました。その方とお話することもでき、貴重な体験となりました。

２月26日（月）

　待ちに待ったシアトル観光に行きました。どこも楽しく、またこの日は晴れていて、どこの景色もきれいでした。この日にシアトルTシャツを皆で買いました。最初にワシントン大学にも立ち寄り、中に入りました。とても広くて少しアンティークな雰囲気に溢れ、まるでハリーポッターの世界にいるようでした。

　観光を終え、私は里華と彼女のホストファミリーと夕食に行きました。いつもクラスをしているスタディセンターの近くのロブスターのお店でした。本物のロブスターも水槽の中にたくさんいて、里華とずっと見ていました。料理もとても美味しかったし、里華のホストファミリーも私にとても優しくしてくれたので、本当に楽しいディナータイムでした。

　この日の２日前に私のホストファーザーが入院し、私はLauraの家でお世話になることに決まったため、ディナーの後はLauraと一緒に彼女の家に帰りました。寝る前に、Laura が私に Laura の思い出の写真をたくさん見せてくれました。Laura の娘さん方が本当にきれいで羨ましかったです。夜になると Karen や George のことが心配で少し不安になっていたので、Laura が楽しい時間にしてくれて本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。

２月27日（火）

　この日は朝からドタバタでした。Laura が朝ごはんを作ってくれたのですが、悲しいことに食パン２枚が焦げてしまいました。Laura はそれをカラスの餌にすると言い、新しい食パンをセットしてカラスが焦げたパンに集まる様子を２人で見ていました。するとまた新たに焼いていた食パンも焦げます！　この時点で私は笑い出していましたが、その後立て続けに火災報知器も煙を察知して鳴り出し、私は笑い転げました。結局その日はパンなしの朝食となりましたが、久しぶりに大笑いさせてもらいました。

　その後クラスで一日ひたすらジャーナルを作りました。

　夜は Karen の家に行き、私が肉じゃがを作り、皆にふるまいました。George が「見た目は洋風だね」と言い、皆喜んで食べてくれました。余った分は、次の日の Karen たちのお昼ごはんとして食べてくれたそうです。

２月28日（水）

　ジャーナルを完成させました。出来上がりは遅くなってしまいましたが、その分心を込めて作ることができました。その後は皆で最後のショッピングに出かけたり、出前のピザを食べたりしました。

　さよならパーティーに向けて最後の練習をし、いよいよ本番です。皆のホストファミリーとがとても楽しみに集まってくれました。本番は少し間違えてしまうところもありましたが、皆楽しんでくれたようで良かったです。

　その後さよならパーティーを終え、ゆきなと Laura と一緒に帰り、皆で荷造りをして翌日の帰国に備えて就寝しました。

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