出発前

<事前課題>
事前課題は4つ出ました。

前期
@過去に海外語学研修に参加した先輩たちのレポートをサイトから読み、その感想と研修参加への意気込みを作文して提出。
 最低でも500字 は書くべきであるのと、提出が遅れると参加意思なしとみなされ早速リタイアの可能性も大なので、余裕を持って出しましょう。私は2020年の先輩4人のレポートを一通り読んで思ったことや研修を通してどう成長したいかを描きました。

Aホストファミリーに見せる日本での写真を50種類リストアップ。
 具体的に何の写真を準備するのかリストを作成します。具体性に加え多くの種類の写真を用意する必要があるので何度も添削、却下されます。苦行です。写真は元から持っていなくとも、これから撮る予定のものでもかまいません。早めに取り掛かりましょう。

B送られてくるファイルに大量の質問が乗っているのでそれを英語で回答。
 質問は日本のこと、新潟のこと、自分のホームタウン、青陵大学についての4項目で、全部で40問近くあります。すべての質問にちゃんとした(主語動詞をしっかり含んだ)英文で回答しなければいけないうえに、表現方法の匙加減や採点がとんでもなく厳しく少しでも間違っていたら修正して再提出することを何度も何度も要求されます。これも苦行です。締め切り1日前にやり始めて無事終わると思わないでください。

Cホストファミリーに事前に送る用に手紙と写真の用意。
 手紙は自己紹介、家族紹介、趣味などを書いた後に、アレルギーのある食べ物や動物、ホストファミリーにあらかじめ知っておいてほしいことをすべて英語で書きます。写真は自分の写真と家族写真が必要になります。家族みんなで集まった写真がない人は撮っておきましょう。

 事前課題をやっていく途中で夏休みに入ります。夏休みのうちの3日間、英語集中演習という演習に参加する必要があるので注意しましょう。英語集中演習では、丸3日間日本語禁止 、英語のみを使ってクラスメートや先生たちといろいろな活動を行います。楽しい演習なので毛嫌いせず前向きに参加しましょう。


<事前準備>
課題以外にも必要な準備はたくさんあります。

@パスポートの取得
 市役所でパスポートを作ってもらいます。パスポート発行の手続きをしてから受け取りまで10日ほどかかる うえに、写真の大きさに規定があり、不備があると撮り直しとなるので早めに作りましょう。5年と10年のパスポートがあり、私は10年のものを作りました。

Aスーツケース用意、および必要な持ち物の買い出し
 スーツケースはだいたい90Lくらいの大きさのものを用意しましょう。ホストファミリーへのお土産に加え、後述する浴衣が入ることを前提に用意して下さい。また、ドライヤーなど家電類はアメリカで使えないことがあるので電圧をしっかり確認しておきましょう。(アメリカのコンセント電圧は120V 、日本は100V)

B浴衣購入、着付け教室
 持っている人は買わなくてもいいです。さよならパーティ(帰国前日)で着る浴衣です。着付けの仕方はファッション分野の小出先生鶴橋先生に教わりました。私の経験上の意見ですが、普通の帯を持っていくよりも、もともと帯の形ができている飾り帯を持っていく方がずっと楽でした。荷物は少しかさばりますが、手間省略と見栄えだったら飾り帯をお勧めします。草履 も忘れず準備しましょう。

Cプレゼンの準備
 プレゼンは2種類用意します。1つは現地の小学生に向けた日本語での数字の数え方を教えるプレゼン、もう1つはさよならパーティのときにホストファミリーたちの前で発表する日本文化のプレゼン です。原稿だけでなく、クイズを考えたり大きな画用紙に何枚も絵を描いてレタリングをしたりするのでとても大変です。空き時間だけでみんなで作業しても1か月くらいかかります。

C消防署、警察署、裁判所での役員の方への質問準備
 語学研修中、現地の消防署の方や警察官裁判官の方に仕事について教えてもらう機会があります。その際に聞くために質問を用意するのですが、各50問ずつ 、しかも質問内容を野中先生に厳しくチェックされるので、これも時間がかかります。プレゼン準備と同時進行でこの辺りの時期がメンタル的に一番つらいですが、あきらめず仲間と協力しましょう。

D換金
 日本円をアメリカドルに換金しに銀行へ行きます。私はみんなと一緒に古町の第四北越銀行に行きました。現地でのお小遣いとして自分の所持金になるお金なので、550〜700ドルあればいいかなと思います。金額が為替相場に大きく左右されるほか、銀行での手数料もかかります。私たちは為替が1ドル=148円のときに銀行に行き、手数料含め1ドル=151円 で換金してもらいました。



<持ち物>
スーツケースに入れたものと手荷物に入れたものです。
スーツケースは23キロ(帰ってくる際は50ポンド)前後に収めないと追加料金 が発生するので気をつけましょう。

スーツケース 

 日用品

 ドライヤー ヘアアイロン シャンプー コンディショナー ボディソープ ボディタオル 洗顔 化粧水 剃刀 ハサミ 爪切り 耳かき バスタオル フェイスタオル ハンカチ3枚 ポケットティッシュ8つ ハンガー 洗濯ネット 予備コンタクト コンタクト洗浄用品 生理用品 スリッパ 携帯用裁縫セット エコバッグ

 着替え

 下着4日分 ヒートテック4枚 トップスボトムス4セット 靴下4足 部屋着1セット

 プレゼン道具

 原稿 プレゼン用画用紙 ハンドアウト 浴衣 帯 草履 折り紙教本 折り紙

 お金

 600ドル

 その他

 ホストファミリーへのお土産(総額1万円弱くらいのもの) 


 ホストファミリーへのお土産 

 総額 約1万円  燕三条のお猪口 木櫛 和柄の布巾・手ぬぐい・箸・巾着 こけし、だるまの形の消しゴム お茶漬けの粉 お手玉 折り紙・千代紙 紙風船 朱鷺柄のペーパーナイフ

 私のホストファミリーは留学生を迎えたことのない家庭だったので気兼ねなくお土産を選びましたが、ホスト経験のあるファミリーへのお土産は過去の学生のものとかぶりが出ないよう配慮した方がいいみたいです。

 手荷物 (ショルダーバッグ+ウェストポーチ)

 パスポート  失くすと終わりです。 目立つ色のパスポートケースに入れておくと見つけやすいです。
 新幹線チケット  2枚1セットです。
 財布  余計なものは抜いて50ドルと5千円、あと小銭を少しと旅行安全祈願のお守りを入れました。
 書類  税関書類の書き方のプリントやスピコミのプリント。 ファイルに入れましょう。
 電子辞書  授業で必ず使います。出発前に電池を入れ替えました。
 荷物の伝票  空港でスーツケースを受け取るときに出します。
 その他  スマホ スーツケースの鍵 イヤホン モバイルバッテリー 筆記用具 常備薬 ジップロック(液体を機内に持ち込む際は必須です。)




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