平日

2月16日(金)

 朝は9時までにスタディセンターに集合するので、7時半くらいに起きてホストファミリーと朝食をとりました。朝食の支度も自分が手伝えることを聞きながら一緒にやりました。
 この日はスタディセンターの周辺にあるお店を複数歩いて回りました。モールの中にある DICK'S というスポーツ用品店やクラムチャウダーを買いにレストランに行ったりしました。夕方くらいに一度各々のホストファミリーの家に戻り、各家庭が作ったり買ったりした料理をスタディセンターに持ち寄ってウェルカムパーティを開いてもらいました。ファミリーフラッグ(それぞれの家族を象徴する絵)を作ったり、ほかのファミリーとの交流もあって楽しかったです。

 料理はビュッフェ形式で楽しみました



2月19日(月)
 午前中はシニアセンターに訪問しました。そこで施設の利用者さんや職員さんたちに日本の童謡の「あめふり」を歌って歌詞の意味を説明したり、一緒にお話をして時間を過ごしました。利用者の方たちから戦争の話を聞いたり、一緒にパズルをしたり、「孫に似てる」と吉田 が人気者になっていたりと、楽しい時間になりました。
 午後はスタディセンターに戻って Alissa からアメリカの文化について教えてもらいました。この日はプレジデント・デーだったので、みんなでチェリーパイを作りました。初代大統領のジョージ・ワシントンが幼少期に桜の木を切ってしまったエピソードにちなんでいるらしいです。生地を小麦粉とバターから作り、缶詰のチェリーを入れてオーブンで焼きました。焼きあがったときに私を迎えに来た Cindy と Jan にも食べてもらいました。すごく甘かったです。

いろいろお話ししました

チェリーパイ初実食



2月20日(火)
 この日は1日中観光でした。みんなで車で山の方まで行き、Leavenworth というドイツの雰囲気を楽しめる観光地に行きました。道中の雪山では、はしゃいで少し雪合戦をしました。道中はとても寒かったですが到着したら日が差して温かかったです。いろいろな種類の小さなお土産店やレストランが立ち並び、アメリカにいるのにまた違う国にいるような感覚が面白かったです。みんなでレストランでWRAP(トルティーヤ生地でサラダを巻いたもの)やシナモンロールを食べたり、クリスマスグッズの専門店に立ち寄ったり、自由時間でほかのお店にも足を運んで各々好きなお土産を買いました(単独行動は厳禁!)。エリア内から雪山の山肌がくっきりと見えたのが、とても壮観でした。

すぐ近くに雪山

好きな映画のグッズもありました



2月21日(水)
 この日はアメリカの祝日イベントをたくさん体験した日でした。
 バレンタインのメッセージカードをみんなで交換して、それぞれ用意したハロウィーンの仮装に着替えて Trick or Treating をしました。シニアセンターの利用者の個室の扉をノックして、”Trick or treat !” とみんなで言い、出てきた利用者の方たちからお菓子や小さなおもちゃをもらって回りました。皆さんたくさんからお菓子をもらい、中にはバイキングの帽子を被ったノリのいい方もいてとても楽しかったです。
 スタディセンターに戻る車の中ではクリスマスソングを流しました。お昼はサンクスギビングの料理を食べました。テーブルのセッティングと料理(Cindy が作ってくれました!)を温めなおすお手伝いをしました。オリーブやターキー、マッシュポテトなど見慣れないたくさんの料理とチョコミルクをみんなで食べました。どれも本当においしかったです。そのあとはイースターのイベントの Egg Hunting を室内でやりました。部屋の中に隠された大量の卵を探すのがすごく楽しく、童心に帰ったようで、濃度の高い一日でした。

ドアをノックして ”Trick or Treat !”

サンクスギビングのご馳走



2月22日(木)
 Twin Lakes Elementary School という小学校に行き、子どもたちに日本語で1から10の数え方を教えました。
 前から準備をしてきたなかで一番準備が大変なものだったので、ようやく本番を迎えられて達成感を感じました。丸1日使って13クラスを周り、その都度数の数え方、”Head, Shoulders, Knees and Toes”の歌などを日本語で教え、更に子どもたちからの質問に一つひとつ答えました。子どもたちの名前をカタカナで書いてあげたりもしました。お昼休憩も体育館で子どもたちに混ざっておしゃべりしながらランチを食べ、そのあと外の遊具で一緒に遊んだり走り回ったりしました。みんな本当に元気で、私たちにプレゼントをくれたクラスもありました。広い小学校だったので本当に疲れましたが、その分感じた達成感はすごく大きかったです。

楽しんでもらえました



2月23日(金)
 この日は Green River College に訪問しました。例年青陵の短期留学プログラムに参加している人たちが通う大学で、在学している学生も多国籍でした。図書館や売店を一通り見て日本の大学との規模の違いを痛感しました。アメリカの大学はどこもマスコットキャラクターやイメージの動物がいるようで、そのデザインのグッズや看板が多くありました。お昼を食べている途中で留学プログラムに参加中の綿貫 に5か月振りに再会しました。合流してから訪問が終わるまで一緒にいました。
 綿貫 に別れを告げてGRCを去った後は、H-Mart というアジアンマーケットに行きました。アメリカに来てからしばらく見ることのなかった味噌や日本のお菓子やお茶がたくさん置いてあって、日本のスーパーに戻ってきたような気分になりました。ここでホストファミリーに振舞う日本料理の食材を調達しました。前日の小学校にいた男の子と偶然また会い、一緒に写真を撮ったりもしました。
 夜に に誘われてみんなで Acorn Brewing というバーのようなところに行き、カラオケナイトを楽しみました。みんなでタコスやジュースをつまみながら、ほかのお客さんたちと一緒に歌って盛り上がりました。

5か月振りの再会

H Martで買い物


2月26日(月)
 大きなショッピングモールに行き、みんなでひたすら買い物をしました。Krispy Kreamというドーナツショップでみんなでドーナツを食べた後(すごく甘かったです!)、ショッピングモールに移動しました。アメリカでの買い物にもかなり慣れてきて、それぞれ2人と3人に別れて自由に買い物を楽しめるようになりました。洋服やピアス、家族や友達へのお土産など買い込みました。ランチを食べたあとに自分でトッピングをカスタムできるアイスクリームショップに行きました。グラム売りする駄菓子のお店は日本にもよくありますが、アイスクリームのグラム売りは初めて見たので新鮮でした。
 それぞれのステイ先に戻った後、この日は私が夕食を作りました。私は料理が得意ではなかったので、簡単に作れて失敗しにくい焼きそばを選びました。焼きそば用のソースも H-Mart で売っていたので、食材はすべて現地調達しました。うまく作れたか不安でしたが、Cindy も Jan も「すごくおいしいよ!」と褒めてくれました。

料理はかなり苦手

でも頑張りました



2月27日(火)
 フェデラルウェイの市役所と警察署、裁判所に見学に行きました。施設内を案内してもらい、それぞれがどんな機能を果たしているのか説明を聞き、市長や役員、裁判官、警察の方など様々な方たちの仕事の話を聞かせてもらいました。ここで事前に用意していた質問をして、その答えをメモする必要があったので、注意深く聞き逃さないように気をつけました。
 そのあとに、役員の方のうちの一人が奢ってくださり、アイスクリームを食べに行きました。前日に食べたアイスはソフトクリームのようなものだったのに対し、こちらはミルクを液体窒素で瞬間的に凍らせて作ったもので面白かったです。
 夜にはベルビューにある三階建ての大きなショッピングモールにみんなで行きました。みんなで行動してたらホストファミリーたちを探すのに苦戦して広いモール内で迷子になりかけましたが、みんなで必死に店内案内図を読み解いたりして無事合流できました。現地ではそのままのスマホでは電話をかけられないので気をつけましょう。

貴重な体験でした

液体窒素で凍らせるアイス!

名物お土産がたくさん



2月28日(水)
 消防署に行きました。施設と消防車の内部を見学させてもらい、実際に消防車に乗ってみたり消防隊員の防護服を着たり、道具を持ってみたりしました。ボンベも背中に担いで、一式全部着てみたら本当に重たくて、体感で何十キロも着こんでいるようでした。隊員の女性の方はそれを1分前後で着替えて軽々動いていたのですごかったです。ここでも事前に準備していた質問をしたので、この二日間は聞き取りが肝心な日でした。
 夜は Cindy と Jan に Wally's Chowder House という魚料理のレストランに連れていってもらいました。私がシーフードが好きなのを覚えていてくれたのがすごくうれしかったし、タラのフィレとクラムチャウダーがとってもおいしかったです。現地に着いてからレモネードを飲む機会がすごく多くて毎日のように飲んでいましたが、ここで飲んだレモネードが一番おいしかったです。外に出たらすでに暗くなっていましたが、お店のイルミネーションがびっくりするぐらい眩しかったです。

ぶかぶかの防護服

タラのフィレとクラムチャウダー

お店のイルミネーション



2月29日(木)
 二回目の一日観光の日で、シアトル周辺を観光しました。
まずワシントン大学の学内を見学し、敷地内を歩いて回りました。最初に入った図書館が古城みたいで広く、妙に威圧感がありました。学内にボウリング場があったり、いたるところにマスコットのハスキーの看板やポスターがあったり、見ていて楽しかったです。
 次に行ったのが Fremont Troll という観光名所です。橋の下に大きなトロールの像があり、トロールに上って写真を撮ることもできます。
 次にスペースニードルの中のお店に寄りました。展望台に上ることはしませんでしたが、お土産に最適なグッズがたくさんあったので、そこでも買い物を少ししました。
 モノレールに乗って移動し、Johny Rockets というハンバーガー屋さんでランチをとりました。レストランでの食事で自分たちでお金を出したのは初めてでした。マナーとして支払うチップで15〜20%ほどお会計が増えたので、少しショックを受けました。
 そのあと、かの有名なパイクプレイスマーケットに行きました。映像で見たことのあった魚を投げて売る様子が目の前で行われていて驚きました。立体的な商店街のように小さなお店が地上にも地下にも立ち並んでいて、歩き回るだけでわくわくする場所でした。お土産屋さんの一つで、みんなでおそろいのTシャツを買いました。日本で手伝ってくださった先生たちへのお土産や、Alissa へのプレゼントもみんなで相談しながら買いました。

ワシントン大学の中庭

橋の下の巨大なトロール

壁一面にガム…



3月1日(金)
 午前中は火曜日から進めていたホストファミリーへのサンクスノートとフォトフレームを作る作業をひたすらしていました。
 以前ティーチャーガイドとして私たちの先輩をガイドしていた Laura が来て少し話をして、ボウリングの投球フォームについて猛特訓を受けました。「投げた後の気持ちは ”I'm so beautiful !” で」と教えてもらいました。
 お昼はフェデラルウェイ市長がおすすめしていた Red Robin というバーガーショップに行きました。私たちが1つのハンバーガーを2〜3人でシェアして食べることを伝えると店員さんが丁寧にカットして提供してくれました。肉厚でボリューミーで、一緒についてくるポテトや Alissa が注文したオニオンリングもみんなで食べたので、あっという間にお腹がいっぱいになりました。個人的には、前日に行った Johny Rockets よりもおいしかったです。
 午後からはみんなでボウリングに行きました。ボウリングをしたのは10年ぶりくらいで、さらに友達とやったのは初めてだったのでとても楽しかったです。Jan がボウリングのボールとシューズを持参するくらい、本気でプレイしていました。最終スコアも私たちの中でダントツで1位だったので、かっこよかったです。

Red Robinでランチ

I'm so beautiful !



3月4日(月)
 この日はクラフトを完全に終わらせ、サヨナラパーティのプレゼンテーションのリハーサルをしました。
 夕方からは浴衣に着替え、会場準備を終わらせてサヨナラパーティを開催しました。 Alissa がチョコレートケーキとチーズタルトの2種類のケーキを用意してくれました。チーズケーキにはレモンソースもついていて、私の好きなフルーツのソースを用意してもらえてとても嬉しかったです。プレゼンはリハーサルを精いっぱいしたためか、緊張せず楽しんですることができました。自分たちで選んだプレゼントを Alissa にメッセージと一緒に渡し、Alissa からも手紙とプレゼントをもらいました。みんなにピッタリのプレゼントで、とっても素敵でした。私は大好きな映画の靴下を3足もらい、日本に帰ってから毎日のように履いています。
 Cindy と Jan にも私からサンクスノートとフォトフレームを渡しました。サンクスノートを読んだ二人がとてもうれしそうにしていたのを見て、頑張って作って本当によかったと思いました。

完成したサンクスノートとフレーム

サヨナラパーティのケーキ

みんなの名前入りでした!






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