休日

2月17日(土)
 一緒に朝食の支度をして、ホストマザーの Cindy とアウトレットモールに行きました。 平日の朝はトーストに Cindy 特製のアップルバターを塗って食べていましたが、週末はワッフルやパンケーキを焼いてオムレツを添えて食べるそうです。
 このアウトレットモールに行ったのは初日と合わせて2回目でしたが、今度は入ったことのないお店もゆっくり見て回りました。私の大好きな映画のアイテムがたくさん置いてあるお店もあり興奮気味にしていたら、Cindy がその中のTシャツを1枚プレゼントとして買ってくれました。
 この日の夜はピザを注文し、Jan と受け取りに行きました。お店のピザを家で食べるのは人生で初めての経験でした。ピザを食べながら私の好きな映画のことを話したら、夕食後早速リビングのテレビで見てくれました。

どれを買おうか悩みました

アメリカに来て初めてのピザ



2月18日(日)
 家から少し離れたところでステイトセールをしていて、連れていってもらいました。空き家になる家を家具も全部売り物にする中古品市場のような仕組みで、海外アニメや洋画でしか見たことなかったので、実物を見ることができて楽しかったです。家具だけでなく家に残されたおもちゃやCD、看板、絵皿などもすべて売りに出されていて、見ているだけでも楽しかったです。猫の柄のマグカップを見ていたら「気に入ったならあげるよ」と言われ、お言葉に甘えていただいてきました。
 そのあとはタコマという大きな市に行き、Museum of Glass(MOG)に行きました。多くのガラス細工が展示されている美術館で、私がアート作品が好きなのを知って連れて行ってくれたようです。どの作品も個性的で精巧で、ガラス細工に見えないものもあって、とても興味深かったです。中には日本人のガラス職人が作ったものもありました。実際にガラスの器を作る様子を見学できるショーも行われていました。写真もたくさん撮ることができて楽しかったです。

全部売り物!

一つひとつが個性的でした



2月24日(土)
 午前中に Great Wall Shopping Mall というアジア系の商品がたくさん売られているモールに行きました。食品売り場には日本のお菓子がたくさん売られていました。Cindy と Jan におすすめの日本のお菓子を聞かれたので、ポッキーやジャガビーなどいろいろおすすめしたら、実際に買って食べてみてくれました。中でもポッキーをすごく気に入ってくれたようで、すこし誇らしい気持ちになりました。
 そのあと Seattle Chocolate というチョコレートファクトリーに連れていってもらいました。休日だったので製造ラインは稼働していませんでしたが、それぞれの機械の働きや人気チョコレートの種類など説明を受けながら、ファクトリー内を見て回りました。チョコレートのフレーバーについての講習も行われ、思ったよりも本格的にチョコレートのことを知ることができました。
 夕食は、Cindy と Jan の養子 Carrie とそのご家族も一緒に TEXAS Roadhouse というステーキハウスに行きました。ピーナッツが食べ放題で、しかも食べたピーナッツの殻はそのまま床に払い落すのがマナーという、変わったお店です。アメリカに来て初めてステーキを食べましたが、小さいサイズでもボリューム満点ですごかったです。食べ残してしまっても持ち帰り用の容器をもらうことができるのが、大多数の日本のレストランとは違っていました。

おしゃれなファクトリーの看板

床にはピーナッツの殻が…



2月25日(日)
 Cindy と一緒に手鏡の絵付けをしました。Cindy は絵を描くのがとてもうまくて、特に絵の具のグラデーションを活かして花や鳥を描くのが得意らしいです。家にある大量のエナメル絵の具を借りて、Cindy に教えてもらいながら磁器の手鏡の裏面に花の模様を描いていきました。コツがなかなかつかめず、Cindy のようにはできませんでしたが、久しぶりに絵の具を使って絵を描いたのがとても楽しくて、気がつけば熱中していました。
 夜は家に綿貫を呼んで一緒にディナーを食べました。GRC に仲のいい友達が通っていると Cindy と Jan に話したら是非家に呼ぼうと言ってくれました。この日は珍しく Jan がディナーを作っていましたが、とってもおいしかったです。GRC でのことや日本でどんなことをしているのかなどを話して、食後に4人で Rummikub(ラミィキューブ)というボードゲームをやりました。初めてやるゲームでしたが、わかりやすいように Cindy がルールを少し簡単にしてくれ、教わりながらプレイしました。4回プレイして、2回目からは3連勝できてとても嬉しかったです。

絵の具と筆と練習用紙

二日ぶり!

真剣勝負(?)



3月2日(土)
 シアトル郊外にある Boeing Future of Flight に連れていってもらいました。こちらは飛行機製造の Boeing 社の情報発信拠点で、中には Boeing が製造してきた飛行機にまつわるミュージアムやお土産ショップがあり、飛行機工場の見学ツアーに参加することもできます。世界中の航空会社の飛行機を製造しているため、世界中の航空会社ロゴマークの中に日本の ANA や JAL の航空会社のロゴも展示されていました。工場見学ツアーは実際に飛行機を作っている様子をその頭上のデッキから見下ろすことができ、とても壮観でした。ガイドの女性の説明を聞き、飛行機1機を世に送るために多くの人々が関わっていることやたくさんのテストを経ていることを知りました。日本ではなかなかできない体験をすることができて、とてもうれしかったです。
 夕方にはAztecaというメキシカンレストランに行きました。サービスで出てくるナチョスにサルサソース、豆のペーストなどをつけて食べ、キノコとエビ、お米が入った料理を食べました。トルティーヤもついてきたので、巻いて食べてみたらとてもおいしかったです。しっかりしたメキシカンレストランでメキシコ料理を食べたのは初めてで、味の感想をどう伝えたらいいかとても迷いました。

車から見たBFFのエントランス

結局料理名はよくわかりませんでした



3月3日(日)
 空軍基地に行きました。Jan が以前働いていた職場で、いろいろな施設を車で回ってはそれぞれ説明してくれました。最初に航空管制塔に行き、中に入る許可までとってくれました。塔の中はほとんど階段やエレベーターで、ところどころの階に休憩室のような部屋がありました。最上階のコントロールセンターにも入れてもらい、レーダーなどの精密機械やモニターを間近で見てきました。Jan がそれぞれすべてを説明してくれたのですが、難しい単語がたくさん出てきて混乱してしまいました。航空管制官の仕事の複雑さを痛感しました。そのあと塔から出て車で基地内を移動し、軍人用住宅地を窓から眺めました。Cindy も Jan と一緒に住んでいた経験があったそうです。
 基地内には買い物ができる小さなモールもあり、フードコートには日本料理と中華料理専門のファストフード店も入っていました。「スシブリトー」と書いてあった料理がすごく気になったので買ってもらって食べてみましたが、アメリカのお寿司にしては珍しく、海苔が外側に巻かれた太めの海苔巻にエビフライとレタス、甘辛いタレで味付けされたご飯が入っていました。お寿司と言われるとほど遠いですが、韓国料理みたいな味がしておいしかったです。フードコート以外にも雑貨や家具、洋服に空軍グッズのお土産などいろいろなものを買える場所があり、買い物できる最後のチャンスだと思いたくさんお土産を購入しました。

航空管制塔の内部

いろんな紋章がありました

寿司のブリトー?







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