最終日
3月5日(火)
前日のうちにパッキングをほとんど終わらせ、当日の朝に時間に余裕を持てるようにしておきました。スーツケースにすべての荷物は入りきらなかったので、サブバッグやウェストポーチにも持てるだけ荷物をまとめました。Jan
がスーツケース用の重量計を貸してくれ、それで重さを確認しながら荷物の移し替えもしました。
家を出発するとき、すこし風邪気味だった私に Cindy
が風邪薬を4錠とのど飴を袋ごとくれました。玄関に向かったときに Spunky
が私の周りを歩き回った後に尻尾を振っておすわりしていたのがすごく健気で、お別れするのがとても惜しかったです。
これまで通りスタディセンターの前にみんなで待ち合わせ、最後にそれぞれお別れをしました。天気が曇り気味で寒かったのが少し残念でした。Cindy
と Jan
と最後にハグをしたとき、苦しいくらい強く抱きしめられて「あなたは私たちのもう一人の娘よ」「次は日本で会おうね」と言われました。さみしい思いをしてほしくなくて絶対に泣かないつもりでいたのに、視界が涙でいっぱいになりました。
空港に着き車から降りて、Alissaも付き添って帰国の手続きを野中先生がしてくれた後に荷物の重量をチェックしました。ほかのメンバーのスーツケースがギリギリ50ポンド超えず通過していく中、私の荷物だけ53ポンドあり「どうしよう」と焦りましたが、特に何も言われず通過することができました。てっきり追加料金が必要になると思いましたが、Alissa
曰く、50ポンドはデッドラインではなく目安なだけで、少しばかり超過していても何も言われなければ追加で支払わなくても問題ないそうです。
空港内でついてきてもらえるギリギリのところまで Alissa
は付き添ってくれ、最後にお別れしなければならなくなったときに私たち一人ひとりに力いっぱいハグをしてくれました。そのあと6人でも円陣を組むようにハグをし、Alissa
ともお別れしました。 その日はみんな、Alissa
に初日にもらったブレスレットを着けていました。
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